昔の豪華な五月人形の寄贈がありました あしりべつ郷土館に展示中です
あしりべつ郷土館にこのほど豪華な段飾りの五月人形(大将飾り)の寄贈がありました。
清田区内にお住まいの女性からのご寄贈で、4月30日(水)、寄贈された方が郷土館に来館し、お友達と2人で飾りつけもしてくださいました。
50年ほど前にご長男が生まれた際の初節句に購入したそうで、中学生くらいまで毎年、端午の節句に家の中に飾ったそうです。その後も大将人形だけは昨年まで飾ってきたとのことです。
たまたま先日、「あしりべつ郷土館だより」第8号に載っていた「寄贈された雛人形を展示」の記事を見て、「郷土館に寄贈しよう」と思ってくれたそうです。
5月5日の「端午の節句」に飾る五月人形としては、昔は大きなサイズの五月人形が主流で床の間などに盛大に飾られたものですが、近年は住宅事情や収納性などからコンパクトな「兜飾り」などが人気になっているようです。
兜だけの「兜飾り」のほか、昔の武将が身に着けた甲冑を飾り付けた「鎧飾り」も人気の様です。
写真のような大きな五月人形は珍しくなりました。
端午の節句は、平安時代から始まった風習だそうで、江戸時代あたりから男の子を病気・事故から護るお守りとして飾られてきたといいます。
あしりべつ郷土館は昔の人の暮らし、風習を知ってもらうために、「端午の節句」に合わせて、この昔ながらの段飾りの五月人形を館内に展示しました。