あしりべつ郷土館は6月6日(木)、「青春の歌声喫茶」を開催、再現しました。

レトロな雰囲気の中で青春の歌声喫茶

 あしりべつ郷土館が清田区の歌声ボランティア「ふれあいサポート」(園部真人代表)とコラボして開催したものです。

歌をリードする園部真人さん(右端)

 年配の方を中心に10人ほどが集まり、郷土史家から清田の歴史を聴いたあと、昔の生活道具や農機具などが展示されているレトロな雰囲気の中で、昭和20年代、30年代、40年代の懐かしの昭和歌謡を歌いました。

清田の歴史の話をする了寛紀明さん

 はじめに、清田区の郷土史家で、あしりべつ郷土館運営企画委員の了寛紀明さんが明治の開拓期から今日までの清田区の歴史の流れを話しました。

 続いて、お待ちかねの「青春の歌声喫茶」。歌声喫茶は昭和30年代~40年代に東京をはじめ全国各地でブームになり、札幌にもありました。若者たちが、ロシア民謡や労働歌、抒情歌、歌謡曲をみんなで歌いました。

アコーディオンを演奏する立石さん

 この日、清田区のアコーディオン奏者、立石功さんが伴奏に加わり、参加者のリクエストに応じて次々と青春時代の歌を歌いました。

 「リンゴの唄」、「青い山脈」、「白い花の咲くころ」、「有楽町で逢いましょう」、「川は流れる」、「北上夜曲」、「学生時代」、「赤いハンカチ」、「高校三年生」、「ああ上野駅」、「恋の町札幌」など、立石さんのアコーディオン伴奏と園部さんの歌のリードでみんなで歌いました。

学生服を着て「高校三年生」

 歌の合間には、園部さんが歌にまつわる興味深いエピソードを紹介し、とても楽しい歌声喫茶になりました。

 「高校三年生」では、学生服を着て歌う人もいて、大いに盛り上がりました。

 最期に、今の年輩者が子供だった頃のテレビ・ヒーロー、月光仮面の歌「月光仮面は誰でしょう」を歌い、参加者全員が元気をもらってエンドになりました。

 あしりべつ郷土館は本年度から偶数月に「郷土の歴史と歌の会」を開催しています。次回は8月8日(木)10時~11時30分に開催します。次回は、朗読家・石橋玲さんの「朗読」と「歌の会」を予定しています。問い合わせは、園部さんへ(090-7656-3058)。