清田区民シニアスクールは11月15日(火)、清田区民センターで「清田の歴史」講座を行い、15人の受講生が「あしりべつ郷土館」運営企画委員の了寛紀明氏(郷土史研究家)から郷土の歴史を学びました。
シニアスクールは清田区の主催で、2006年から毎年、開催しています。60歳以上の清田区民が受講生となります。毎週火曜日の午前、三里塚小学校の教室を主会場に、様々なことを学び、三里塚小学校児童との交流授業もかなりあります。
「清田の歴史」講座は、カリキュラムの一つで、清田区民センター集会室で行われました。
了寛紀明氏が、江戸時代末期の札幌や清田地域の様子から語り始め、明治の開拓時代の話や、清田地域が昭和19年(1944年)まで「厚別」と書いて「あしりべつ」と呼ばれていたことなどを豊富な絵図や写真などを紹介しながら分かりやすく説明しました。
また、明治時代、今の清田区地域(平岡、真栄、有明など)は札幌の屯田兵村(篠路、新琴似、山鼻)の公有地や給与地がかなりの面積を占めていたことなど興味深い歴史も紹介されました。
シニアスクールの受講生たちは、興味深そうに了寛氏の話に耳を傾けていました。
了寛氏の話の後、シニアスクールの受講生は、清田区民センター内の「あしりべつ郷土館」に移動。ここでも了寛氏がガイドを務め、展示物の昔の農機具や生活用具などを見学しました。
年輩者ばかりですので、「懐かしいねぇ」などと展示物を眺めながら話していました。