北野小学校の3年生児童65人が3月4日(月)、あしりべつ郷土館に来館しました。館内に展示している昔の生活道具や農機具を、郷土館のスタッフの解説を聞きながら見て回りました。

千把
農機具の展示コーナーでは、「千把」(せんば)と呼ばれる昔の農機具を体験。「千把」は、刈り取った稲の穂から籾(もみ)を取る昔の農具。櫛の歯のように鉄の歯を固定して、そのすき間に稲の穂を挟んで引き抜き、籾だけを下に落とす道具です。
子供たちは順番に籾を取る作業を実際に体験し、「わあ、すごい」と歓声を上げていました。
生活道具のコーナーでは、昔の氷の冷蔵庫や炭を使ったアイロン、ゼンマイで動く柱時計、洗濯に使ったタライなどを興味深そうに見て回りました。
大豆を石臼で粉にしてきな粉にする石臼体験にもチャレンジしました。
また、清田区の歴史を学ぶ動画を視聴し、あしりべつ郷土館のホームページの話も聞きました。
最後に、郷土史家の了寛紀明さんから、開拓時代から今日に至るまでの清田区150年の歴史について学びました。
質問タイムでは、児童から「どうして郷土館にはたくさんの昔の道具があるのですか」「石臼はどうして作られたのですか」などたくさんの質問が寄せられました。また、「清田には電気はいつ頃やって来たのですか」など追加の質問もあり、児童たちは郷土の歴史と昔の人々の暮らしに関心を寄せていました。