札幌国際大学縄文世界遺産研究室(研究室長:越田賢一郎教授)は11月16日(土)、北海道の縄文世界遺産をテーマにした講演会を清田区民センターで開催しました。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森県、岩手県、秋田県の17遺跡)が2021年7月、世界文化遺産に登録され、その3周年を記念して開催した講演会です。
講師は、北海道大学大学院文学研究院考古学研究室の小杉康特認教授。
世界遺産の縄文遺跡群のうち、北海道内には史跡キウス周堤墓群(千歳市)、史跡北黄金貝塚(伊達市)、史跡入江貝塚(洞爺湖町)、史跡高砂貝塚(洞爺湖町)、史跡大船遺跡(函館市)、史跡垣ノ島遺跡(函館市)の6遺跡があります。
小杉教授は、これら道内の縄文世界遺産の各遺跡をフットパスに組み入れて周辺を歩いてみることを、ご自身の体験を紹介しながら薦め、「きっと様々な気づきがありますよ」と話しました。
講演会には約80人の市民が参加、小杉教授の話に熱心に耳を傾けました。
また、この講演会には清田区の「あしりべつ郷土館」(清田区民センター2階)も協力し、講演会の後、多くの参加者が「あしりべつ郷土館」を訪れ、展示物などを見学し、清田区の歩みを興味深そうに見物しました。