あしりべつ郷土館出張展示「わたしたちの清田『あしりべつ』今昔(いまむかし)」が10月9日(金)から10月25日(日)まで、イオンモール札幌平岡センターコート2階で開催されています。足を止めて興味深そうに見つめる人も多く、好評です。

 あしりべつ郷土館(札幌市清田区清田1条2丁目、清田区民センター2階)の主催、イオン平岡と清田区の協力で開催しているもので、あしりべつ郷土館が館外で特別展示するのは昭和58年(1983年)の開館以来初めてです。

 出張展示では、明治の開拓期から、水田畑作の農村時代を経て、今日の住宅街へと発展・変貌してきた清田区150年間の歴史を、約60点のパネルや写真、貴重な史料などで紹介しています。

 明治6年(1873年)に今の清田小学校校庭に開設された休泊所の墨絵をはじめ、北海道開拓使が明治6年に開削した札幌本道(ほぼ今の旧国道36号線)の三里塚付近の絵図、明治期の清田区には札幌の山鼻、篠路、新琴似の各屯田兵村の広大な土地があったことを示す資料、昭和28年に完成した弾丸道路(札幌―千歳)の清田小学校付近(今の旧道)の写真、昭和30年代~40年代の清田区の懐かしい写真など興味深い資料が数多く展示されています。

イオン平岡がある場所は昔、拓銀野球場だった

 また、会場のイオン平岡がある場所は昔、北海道拓殖銀行の野球場と総合運動場でした。その当時の航空写真なども展示しています。

清田区の歴史をコンパクトにまとめた動画を流しています

 会場では、清田区の歴史をコンパクトに分かりやすくまとめた動画(8分30秒)も常時、テレビで流しています。テレビの前にイスを並べているので、いつでもご覧になれます。

今の清田小学校付近の弾丸道路(昭和30年ごろ、今の旧道)

 あしりべつ郷土館は、清田区内5つの町内会連合会(清田、北野、清田中央、平岡、里塚・美しが丘)でつくる運営委員会が管理運営と資料収集を行っています。運営費は、区内の町内会員1世帯年間50円の負担で賄っています。

 いわば、清田区民の自主運営なのです。こうした運営は札幌市文化部からも高く評価されています。

昭和30年代、40年代の清田区地域の様子を伝える写真

 あしりべつ郷土館は水曜日と土曜日の週2日開館しています。開館時間は10時~16時で、開館日は管理人がいます。郷土館には、昔、清田区で使われた農機具や生活道具などが多数、展示しているので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

 郷土館は、今年4月から体制を強化し、運営委員会の中に事務局を設けました。清田区の歴史発掘を続ける郷土史家、了寛紀明氏(清田区在住)を事務局に迎えて、資料収集と郷土史研究にも力を入れています。

 今回の出張展示は、そうした成果を発表する第1弾です。

 郷土館は、今年から出張講座にも取り組んでいます。小学校や児童会館、町内会や各種団体に出向いて、清田区の歴史を資料とともに分かりやすくお話します。問合せは、里塚・美しが丘まちづくりセンター(TEL 011-884-1210)へ。

「ひろまある清田」より転載