清田高校で韓国語を学ぶコースの生徒4人が、清田区の歴史を韓国語でまとめました。2021年12月に発表会が校内で行われ、4人は韓国語で清田区の歴史を述べました。
生徒たちは清田高校グローバルコースの3年生。全員、清田区在住です。2021年10月29日、生徒たちを指導する韓国語講師の高野康夫先生とともに「あしりべつ郷土館」(札幌市清田区清田1条2丁目、清田区民センター2階)を訪れ、郷土館のボランティアスタッフから清田区の歴史を学びました。さらに館内に展示している昔の農機具や生活道具などを調べ、写真に収めました。
4人は、それぞれ①古代からの清田区の時代区分②清田と吉田用水跡③清田地区の農業④清田地区の暮らしの変化―というテーマで郷土史を分担してまとめ、発表しました。
清田地区に明治6年(1873年)、最初に入植し開拓を始めた長岡重治氏のこと、明治25年(1892年)に厚別川(あしりべつ川)から水を引いた吉田用水と呼ばれる水田灌漑用水路が出来て、清田、北野、大谷地一帯に水田が広がったこと、昔の生活道具の話などを、画用紙に絵と写真と韓国語で表記し、それを紙芝居のようにして韓国語で発表しました。
とても簡潔に分かりやすくまとめています。高校生って、すごいですね。
発表の模様は9分間の動画DVDに収められ、高野先生からあしりべつ郷土館に寄贈されました。あしりべつ郷土館ホームページに日本語の字幕付きでアップしています。
韓国の人たちが見てくれて、札幌市清田区に関心を持ってくれるといいですね。
4人から「自分たちが住んでいる場所について、あしりべつ郷土館を訪れたことで理解を深めることができ、とても良かったです。これから私たちも清田区の歴史を次の世代に伝えられたらいいなと思います」というメッセージが、あしりべつ郷土館に寄せられています。
「ひろまある清田」より転載