9月6日(水)に平岡公園小学校で、郷土史家の了寛紀明さんと北海道文化財保護協会副理事長の田山修三さんのお二人(元小学校長)が、あしりべつ郷土館のボランティアとして出前授業を行いました。9月14日(木)にあしりべつ郷土館を見学するための事前の学習でした。さらに当日は、郷土館の見学だけでなく、厚別神社、記念碑、旧道、橋(アシリベツ川)など見学も計画しているとのことです。
出前授業の30分程前に、山下尊子校長先生、小松孝昭教頭先生とお話をさせて頂き、昔と今の学校教育の様子などを懐かしく歓談させていただきました。
公園小の3年生(113人)の総合的な学習の時間として、 子どもたちはすでに自分たちで調べたことをもとに「道」、「建物」、「食べ物」、「言葉」、「アイヌの人たち」といった視点を持っていました。ですから、質問はこの五つの視点に絞られていました。
出前授業は、3年生(4クラス)合同で、ワークススペースで行いました。学習時間は、3時間目(10:45~11:30)と4時間目(11:35~12:20)の2コマ続きでした。
中休みが終わり、10時45分から出前授業が始まり、きちんとした体育座りで全員の挨拶と代表の子どもの挨拶で始まりましたが、この日は、大変暑い日で30度を超える気温で、教室内は移動式の大型クーラーが2台設置されていました。
了寛先生の「あしりべつの意味・アイヌ語」「清田の道」について、子ども達に判り易い要点をまとめてのお話でした。
子どもたちからは、「昔の道は、どんな道だったの?」「赤ちゃんは家のどこで産んでいたの?」「家はどんな家で、何で作っていたの?」「食べ物は何を食べていたの?」「どうやって魚や動物や魚をとっていたの?」「アイヌの人たちはどんな言葉だったか?」など、次から次と質問が出ました。途中で田山先生が簡単な手品も紹介し、100分近くの時間、ずっと活発な学習でした。
最後は時間切れとなりましたが、代表の子どもからお礼の言葉と、全員からのお礼の言葉であっと言う間の出前授業でした。