あしりべつ郷土館運営委員会は5月31日(火)、令和4年度通常総会を里塚・美しが丘地区センター(札幌市清田区里塚2条5丁目)で開催しました。

 総会には運営委員会役員と清田区内の町内会代表ら計約50人が出席しました。

 はじめに、令和3年度事業報告と会計報告が行われ、了承されました。

 令和3年度は5月4日~9月30日までコロナの感染拡大防止のため臨時休館となりましたが、10月以降、精力的に活動し、様々な事業を展開しました。

 主な事業は、郷土史の調査研究と資料の収集、小学生の集団見学受け入れ、北野に残る吉田用水跡の動画DVD制作と区内小中学校等への配布、岩手県立博物館学芸員来館(学術調査)の対応、清田高校生の郷土史研究への手伝い、清田区民センターでの歴史パネル展開催、出前講座の実施(北野連合会館)、会報誌「あしりべつ郷土館だより」第2号の製作・発行、公式ホームページによる情報発信などです。

 これらは、運営委員会の中に設けた事務局(町連役員と有識者10名余で構成)が精力的に動いて実施しました。こうした活発な活動の結果、あしりべつ郷土館の認知度がかなり高まりました。

 令和3年度収支は、収入が217万円(負担金140万円、前期繰越金77万円)で、負担金は区内の町内会員が1世帯40円を負担したものです。

 支出は事業費40万円、管理費19万円、通信費15万円、備品消耗品費3万円、次期繰り越し金137万円などで計217万円でした。

 続いて、令和4年度事業計画案と予算案が提案され、了承・可決しました。

 事業計画では、これまでの郷土館集団見学の対応(解説)や歴史講座の開催などに加えて、新たに吉田用水案内板の製作・設置、清田区の昔の写真収集などの新規事業を予定しています。

 予算は、収入が276万円(前期繰越金136万円、負担金140万円)。支出は、事業費93万円、管理費42万円、通信費17万円、会議費10万円、備品消耗品費6万円、事務消耗品費4万円、維持修繕積立金繰入30万円、次期繰越金54万円、予備費20万円で計276万円。

 令和4年度から「維持修繕積立金会計」を新規につくり、初年度は30万円を積み立てます。これは展示物の老朽化による破損等を修理する費用に備えるものです。

 郷土館会計には従来からの「基金会計」があり、現在813万円が積み立てられています。これは将来、郷土館が移転等をした場合、展示物の移動、復元費用に備えるものです。令和4年度は新たな積み立てはありません。

 最後に、役員改選を行い、これまで2年間、運営委員会会長を務めた平目伸二里塚・美しが丘地区町内会連合会会長に代わり、鈴木亨清田中央地区町内会連合会会長が会長に就任しました。今後2年間、清田中央町連が運営委員会担当町連になります。