北広島市の「まちを好きになる市民大学OB会」の一行12人が6月1日(水)、あしりべつ郷土館(札幌市清田区清田1条2丁目、清田区民センター2階)に来館されました。
一行は館内の展示を見学し、あしりべつ郷土館のボランティアスタッフと意見交換・交流しました。
一行は、北広島市の歴史や自然を2年間かけて学ぶ「まちを好きになる市民大学」の卒業生でつくるOB会メンバーで、「北広島市エコミュージアム」の説明ボランティアを行っているグループです。
「北広島市エコミュージアム」は、北広島市の歴史と自然、産業などの情報収集と発信を行っている市の施設で、拠点施設は「北広島市エコミュージアムセンター知新の駅」といいます。北広島市の郷土資料館といったところでしょう。
隣まちの清田区の「あしりべつ郷土館」に関心を持っていただき、館内展示の見学と運営方法について意見交換したいということで、この日の来館となりました。
あしりべつ郷土館のボランティアスタッフ7名で一行を迎え、館内を案内し、清田区の歴史を紹介するビデオも見ていただきました。大豆を引いて「きな粉」を作る昔の石臼体験もしてもらいました。
明治の初め、あしりべつ(昔の清田区の地名)の稲作は、北広島市島松の中山久蔵さん(北海道の寒地稲作の先駆者)から赤毛米の種を分けてもらい始まったといわれ、清田区と北広島市は歴史的にもつながりが深いことなどを話し合いました。
運営方法について、「あしりべつ郷土館は、札幌市から施設を無償で借り、事業企画と管理運営は清田区の町内会連合会でつくる運営委員会が行っている。費用は区内の町内会員から年間40円を負担してもらって運営している。2年前から、運営委員会の中に町連役員と区内の有識者でつくる事務局を置き、事業が活発になってきた」という説明に興味を持たれたようです。
一行から「きょうは、清田区のいろんな歴史が分かり、とてもためになりました」と感想をいただきました。